度重なる夜勤が、深刻な睡眠不足を引き起こす?原因と対策を解析

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恐怖の睡眠不足と不眠を退治しよう

夜勤で崩れる体内リズムと睡眠

「夜中に突然カップ麺をすすりたい衝動に駆られた…!」
そんな時、私達は24時間のコンビニを当然のように利用します。現代の日本には24時間フルで開いているお店、施設がどんどん増えていますよね。病院だってそうです。しかし、そこで働くスタッフたちを追い詰めているのが「睡眠」の問題。特に夜勤は人間の体内リズムを大きく乱してしまうのです。
日勤・夜勤(もしくは+準夜勤)のシフトで働いていると、どうしても通常の「昼間に働いて、夜に休む」といった休み方に加えて、「夜勤にそなえて昼間に睡眠をとる」「夜勤があけたので、帰宅して夕方まで寝る」といった休み方が発生します。この不規則な休み方を繰り返すうちに、体が「いつ休んだらいいんだ!」と時差ボケのような状態におちいってしまいます。ここから引き起こされるのが睡眠障害です。私達のような交代制で勤務する人達の場合は「交代勤務性睡眠障害」と呼ばれています。

頭痛、無気力、集中力低下で恐怖のスパイラル

睡眠不足が招く弊害というのは深刻です。どんな症状が現れるかはその人によって違いますが、主にこんな症状があります。

睡眠不足の症状に悩まされていませんか?
・頭痛・めまい…頭がズキズキする、立ちくらみがひどい
・集中力・記憶力の低下…いつもなら簡単にできる事ができない、ムダに何度も確認する事が増えた
・なんとなくやる気がでない…笑顔が出ない、気分が落ち込む

こんな症状があったら睡眠不足のサインかも。
ちなみに私は一年のうち半分以上は腰痛に悩まされていて、「腰痛のせいで眠れない⇒睡眠不足⇒睡眠不足による頭痛」という二次的な症状が悩みです…。
また20代~30代の人に多いのが、「自分が睡眠不足だと気づいていない」パターン。これは「ワーカホリック」と呼ばれる現象。仕事に打ち込みすぎて自分の生活や健康を犠牲にしていることに気づかない人が増えているようです。周囲から心配されて、ようやく病院へ足を運ぶ、という人もいるようですね。

ストレスに負けない!睡眠不足・不眠症脱却への道

睡眠不足や不眠症を解消するには、とにかく「睡眠をとる」こと。それができれば苦労しませんよと言うお話ですが、同じ時間眠るにしても、睡眠環境をしっかり整えるだけで睡眠の質は大きく上がるんです。

睡眠の質を上げるには?
・寝る前に半身浴(ぬるま湯に20分くらいでOK)
・寝る前にホットミルクを飲む
・消灯する1時間前にはテレビやPCを消し、脳を休ませやすくする
・寝具、特に枕を見直す(高さや柔らかさは合ってる?)
・適度な運動をする
・寝る前にストレッチやマッサージをする

こういった方法が有効のようです。
看護師は人々の健康を見守る職業ですが、看護師こそ日々の健康づくりに力を入れないといけないなぁと、これを書きながらつくづく反省しています…。患者さまの健康、そして自分自身の健康のために、共に頑張って行ましょう!無理しない程度に!

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