最近、看護師仲間の友人がダウンしました。勤務先は違うんですが、ストレスから潰瘍を患ってしまったということ。理由を聞くと、人間関係、仕事量の多さ、夜勤が合わない…などなどワンサカ出てくるんですよ…。私も心当たるものがいくつもあって、「大変だったね」と思わずウルウル。
こんな風に、看護師は悩みが尽きない職業です。ネットで「看護師 悩み」で検索すると、大量のお悩み相談サイトや掲示板やブログがヒットします。中でも多いのは、ストレスからくる体調不良に悩まされている看護師。体調不良で仕事がままならず、職場で居場所がなくなってしまったり、退職を余儀なくされたり、皆さんかなり深刻なようです。看護師は日々命と向き合い、ストレスで追い詰められることも多いですから、結果として体調不良になってしまう人も多いんですね。
「きついなら休めばいいじゃん」そんな他人の一言に、思わず真顔になってしまった看護師はいませんか?
医療の現場は「人」が相手。そして病気や怪我は、タイミングを気にしてはくれません。24時間何があってもいつでも対応できるように、病院は常に医師や看護師を配置して備えています。なので、人を助ける立場の看護師が体調を崩して出勤できないとあっては、病院としての機能は成り立ちません。多少きつくても、自分を待っている患者さまのため、お尻に鞭を打って頑張らなくてはならないのです。「きついなら休めばいいじゃん」などと無責任に提案してくる人がいたら、そのように熱弁してあげましょう。
ちなみに無理を押して出勤すると、仕事中は気が張っているせいか、意外にきつくありません。大変なのは終わった後。それまで立っていたのが不思議なくらい体の力が一気に抜けて、家に帰ると化粧も落とさず泥のように眠りこけた思い出は数知れずです。人間の気合いってすごい。
わかります。なぜなら私も腰痛に悩まされている一人だからです。腰痛は看護師の職業病ともいえるもので、特に急性期の看護師だと約7割が腰痛を抱えながら働いているといわれています。
看護師の仕事は寝ている患者さまに目線を合わせたり、介助や移送の業務があるので、中腰の体勢がとても多いんです。しかもその場限りではなく毎日続くもんですから、看護師の腰には周囲の予想をはるかに超える負担がかかっています。そして腰痛は慢性化すると非常に厄介。仕事中だけでなく、「寝ている時も腰が痛くて安眠できない」「腰痛が頭痛にまで発展してきた」そんな苦しみの声をあげている人が多いんです。
看護師にとって腰痛は、まるで影のようにどこまでもつきまとう存在といえます。
人の命と健康を守る看護師の仕事は、ストレスとの戦いでもあります。女性が多い職場にも関わらず、その仕事内容は非常にハード!看護師という責任ある仕事がもたらすストレスや心身への影響を調べてみました。
腰痛、それは看護師の仕事とは切っても切り離せない存在。多くの看護師が頭を悩ませている腰痛が発生するメカニズムとは?そして、腰痛を予防・改善するための工夫とは?全国の腰痛持ち看護師さんに読んでほしい記事です。